約 891,297 件
https://w.atwiki.jp/naridan_x/pages/137.html
アサシン アサシン説明 入手方法 術技 スキル 説明 系統 特殊 防御属性 闇 耐性 物 弱点 光 影から影へとびすさり、相手の隙を突く攻撃が得意なコスチューム 入手方法 サブイベント(「エクリプスの子」その2:コスチューム「アサシン」入手) 術技 RANK 名称 消費 属性 効果 威力 タイプ 備考 1 通・微塵斬り 0 物理 空中可 25 通常 1 通・武器投げ 0 物理 空中可 25 通常 1 通・上空攻撃 0 物理 空中可 25 通常 1 ピアシングクロス 8 物理 空中可 80 特技 1 ピックガルド 10 物理 40 特技 スキル RANK 名称 効果 1 熱毒軽減 熱毒持続時間を半分にする
https://w.atwiki.jp/mmmpokemon/pages/194.html
ローブシン 534.gif No.534 タイプ:闘 特性:こんじょう(状態異常の時に攻撃が1.5倍になる) ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり、威力が1.3倍になる) 夢特性:てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる) 体重:87.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80) 種族値 HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計 ローブシン 105 140 95 55 65 45 505 ばつぐん(4倍) --- ばつぐん(2倍) 飛/超 いまひとつ(1/2) 虫/岩/悪 いまひとつ(1/4) --- こうかなし --- 育成論一覧 ローブシン 育成論一覧(育成論の題名) (育成論の題名)
https://w.atwiki.jp/sinsougou/pages/611.html
「やっと終わったぁ………!」 時は既に夕刻。早朝からデスクに張り詰め、やっとこさ書類の整理が終わり一段落。 今日は早番であったとはいえ、長時間デスクワークをしていれば自然と身体の至る所が凝る。 いつも書類の山と過ごすのが日課と、冗談まじりに呟いていたはやて部隊長の気持ちが少しわかった気がする。 こんな事毎日続けていれば、流石に頭がどうにかなりそうだ。 ともあれ、一先ず今日の仕事が片付いた俺は、室内を後にした。 ―――とりあえず、頭を休めたい。俺はとりあえず一服すべく、コーヒーでも飲もうかと思い自販機のある所へと向かう。 相変わらずだだっ広い建物だなぁと思いながらも、しかし最近はそれに馴染んできている自分がいた。 ―――――この世界に来て、もう何ヶ月経ったのだろうか。 暖かい人達に囲まれて、こんな忙しい毎日も楽しい日常の一部と思えてきている。 あちらの世界に居た時の俺なら、きっと考えられない事だろう。いや、きっとこんな風に笑えていない。 あの人達のおかげで、俺は今こうして充実した毎日を過ごしていけるのだろう。 皆の過剰なスキンシップにはいつも困ってしまうけど。 「―――あれ、誰かいるのか?」 いつの間にか目的地に着いた俺は、既に先客が居る事に気付く。 自販機前の腰掛けに座っているその人は、俺のよく知る人物だった。 「ヴィータさん…?」 綺麗な赤髪、そしてあそこまで小柄な局員は少ないので、おおよそ見当がつく。 ―――本人の前なんかで言えば折檻決定だけど。 ヴィータさんは、スターズ分隊副隊長兼戦闘教官でもある俺の上司。また鉄槌の騎士として名高い魔導士。 小柄な体躯で華奢ながらも、その外見からは想像も出来ないほどの驚異的な戦闘力で、前線へと赴き戦果を出している。 「はぁ………」 しかしそんな肩書きとは裏腹に、予想以上に落ち込んだ姿がどうにも目に映っていた。 普段、厳しく強気な彼女の印象とは真逆すぎて随分感情の落差を感じる。 さっきから様子を見ているが、溜め息ばかりで頭を抱えており、顔色も優れていない。 「あの…ヴィータさん?」 その姿を見て心配に思い立った俺は、とりあえず声を掛けてみることにした。しかし全く反応が無い。 こちらに気付いていないぐらい、考え込んでいるのだろうか。 「………あのー、ヴィータさーん!」 今度は大きな声で呼びかけると、流石に気付いたのか、ぼうっとした表情でこちらに振り向いた。 「…ん? ……っておぁぁああああッ!! シ、シン何時の間にいたんだよ!?」 先程の沈んだ表情が嘘のように、度肝を抜かれたかのごとく驚いていた。 何かとんでもない所を見られたような、ヴィータさんはそんな驚き方をしていた。 ようやく俺の存在に気付いた彼女は、茹蛸のように顔を真っ赤にして焦っている。 普段キツいイメージのある彼女からは想像も出来ないほどの事だった。 「何時って……まぁ、さっき来たばかりですけど?」 「な、何だって…? うぐぐ…私とした事がぁぁっ………!」 今の状態を余程他の人に見られたくなかったのか、ヴィータさんは更に落ち込んでしまった。 な、何か悪いことしてしまったのだろうか…? まぁ別に悪いことしたわけでは無いけど、こうも落ち込んでいる姿を見せ付けられると、どうにも胸が痛い。 とりあえず俺はヴィータさんの隣に腰掛けて、事情を聞くことにした。 「一体どうしたんですか? 何か随分落ち込んでるみたいですし…」 「い…いや…それはだなぁ………」 話そうかどうか迷っているいるのか、恥かしげな表情でヴィータさんは言い渋っていた。 よっぽど誰かに聞かれたくないのか頭を掻いて考え込んでしまっている。 しかしすぐさま意を決したのかのように、俺の方へと振り向いた。 「………いいか、誰にも言うなよシン? 絶対に約束だぞ!!」 他言したら殺すと言わんばかりの表情で、ヴィータさんは俺に釘を刺してくる。 いくら何でもそこまで…と思おうとすると、ヴィータさん怒った表情をしていた。 そして、俺の頬を思いっきりつねってきた。 「痛ててててっ―――! 何すんですかぁっ!」 「顔に出てるんだよ馬鹿! 私にとっては凄い深刻な事なんだぞ!」 そう言ってヴィータさんはもっと力を込めて頬をつねって来た。 小柄な体躯から想像も出来ないほどの、とんでもない激痛が俺の頬を襲う。 「あ、謝ります謝りますからともかく離して下さい…! 頬がちぎれるっ!!」 俺がそう叫ぶと、フン、と鼻を鳴らしてヴィータさんはようやく離してくれた。 ただでさえ力が強い人だって言うのに、頬をつねられるぐらいでも半端ではない痛さである。 本気でやられた日には顔面すら無理矢理捻られそうで怖いぐらいだ。 相変わらず何て言うか…いや、止めておこう。これ以上酷い目に遭いたくない。 「…全く、お前が悪いんだからな」 「いってー………。と、とりあえずワケを聞かせてくださいよ」 離してもらったといえ、先程の激痛の余韻が残っており、俺は頬擦った。何なんだあの馬鹿力は…。 とりあえずそんな状態になった理由を尋ねるが、しかしヴィータさんは周囲をキョロキョロと見回していた。 そして、俺の耳元へと顔を寄せてくる。 「いや、なんだ……その…ここではちょっと話しにくいんだよ…。 できれば何処か人気の無いところで…」 余程誰かに見付かりたくないのか、俺の耳元へ小声で囁いてきた。 ヴィータさんの提案に、俺は場所を何処に決めようか、試行錯誤を開始する。 あまり人目の付くところは厳禁だ。かといって、まだ他の局員は余裕で勤務時間。 うーむ、何処かに移動しようにも、人目につかないところといえば―――――。 「……あ、そうだ! だったら俺の部屋でどうですか?」 「え…でもシン、お前まだ勤務中じゃないのか?」 ヴィータさんは心配そうに見詰め返すが、俺は自身ありげに胸を張った。 「大丈夫です。今日は他の皆よりは先に仕事は終えてるんで問題ありませんよ。 それに、今の時間帯に行動すれば、誰かに見付かる事はそんな無いでしょうしね」 「そ、そうか。すまん、助かるぜシン………」 俺の言葉に、ヴィータさんは安堵するが悠長な事は言ってられない。 さっさと寮へ移動しなければ。 俺はヴィータさんを案内すべく、少し警戒心を高めて歩き出す。 ―――まぁ、実際に悪い事はしたわけじゃないけど、でも何となくバレてはいけないような気がした。 「―――――それで、一体どうしたんです?」 俺はヴィータさんを自室へ招きいれ、とりあえずお互い座って事情を聞くことにした。 聞くところによれば、ヴィータさん曰く、それは今日の朝が発端だったらしい。 苦虫を噛み潰すような顔付きで、ヴィータさんは重い口を開き、淡々と喋り始めた―――――。 ―――――それは今日の朝に遡る。 カーテンの隙間から覗いた朝日の光を浴びて、私は目覚めた。 清々しいくらいに眩しい太陽は、重い目蓋を優しく開かせてくれる。 ベッドから身体を起こし、私は大きく背伸びをし、さらに大きな欠伸をかいた。 「ふわぁあ~、もう朝かよ……ったく」 昨日の疲れが残っているのか、或いは睡眠不足なのか、欠伸が止まらない。 昔とは違い、私は今は一人で眠っている。 六課設立以前からも、はやてと私は管理局の職務の多忙により、昔みたいに一緒に眠る機会は激減していた。 はやてと会う以前はそれも平気だったのに、はやてと離れてから寂しさを改めて実感した。 それでも、はやてとの都合が合えば、そういう機会が無いわけではない。 それに、今は六課の一員としてはやてと一緒に戦える。それだけでも充実した毎日だった。 ―――とりあえず過去を振り返るのは今度にして、私はベッドから降りて支度を始めた。 瞬間。ブチ、と何かが破れたような音が聞こえた。 まだ寝起きなので意識が微妙な感じだが、私は周囲を見た。―――特に問題ないじゃん。 気のせいか、と安堵した私は手元を見る。 「ん……? あぁぁああああああああっ―――!!?」 まだ早朝であるのも関わらず、私は盛大な叫び声を上げてしまった。 しかし近隣に迷惑になると気付いた私は急いで自分の口を塞ぐが、今の現状を見て落ち着いてなどいられなかった。 「あ、あぁ…はやてに買ってもらったヌイグルミがぁぁ…」 手元にあるのはヌイグルミの左手。先程破れた音というのは、ヌイグルミから来たものだったのだ。 よく床を見ると、破れた箇所から綿がこぼれ、見るも無残な姿となった兎のヌイグルミだった。 あまりの出来事に、へなへなと腰が抜けてしまった私は、顔が青ざめていく。 誰かに相談しようにも、シグナム達がこういうの得意だと思わないし、なのは達もティアナ達の面倒見るので精一杯だ。 ましてやこの事がはやてに知られてしまったらアウトだ。 部下にそういうの得意な奴いるかもしれないけど、こんな事頼んだら私のイメージが崩れかねない。 かといって自分で直せる技術なんかありはしないし―――――。 やばい、どうすれば。そんな台詞が私の頭の中を駆け巡り、心で叫びが胸中を木霊した。 「―――――で、今に至るわけだが。 とにかく理由はわからないんだ…ただ、朝起きたらあぁなってて…。 うあーっ! そんなにも寝相悪かったのか私って!?」 ヴィータさんは一心不乱に頭を掻き乱して、唸り続けていた。 どうやら、俺が見つけるまでの勤務中もずっとヌイグルミの事が頭に離れず、仕事も集中出来なかったそうだ。 それで落ち込んだ様子を見かねたシグナム副隊長達に諭されて、仕事を早めに切り上げてさせてもらっていたらしい。 大まかに事の筋を説明された俺は、何故かどうでも良い事が頭に思い浮かんでしまった。 ―――えっと。話を整理する限り、その兎のヌイグルミを抱いていつも寝ているって事だよな。うん。 「………おいシン。今私の事子供っぽいと思っただろ?」 またも考えてる事が読まれてしまい、俺は素っ頓狂な声を上げてしまった。 「…い、いいえ滅相もございませんっ―――!」 「私は嘘が大嫌いなんだぜシン………」 ―――俺は考えた事が丁寧に文字で表示されているのだろうか。それとも顔に文字が書かれているのか。 ってそんな事を考えてる場合じゃなかった。 鬼神の面相でフラフラと立ち上がるヴィータさんの姿に、俺は冷や汗がダラダラと流れてくる。 「この野郎! 人が相談してるってのに余計な事ばっかり考えやがって!!」 違いますと咄嗟に否定したが、それが完全に付け焼刃の嘘だってバレており、ヴィータさんはさらに怒り出した。 やはり、小柄な体型であることにコンプレックスを感じているのだろうか。 以前も同じような事があった際は訓練に無理矢理連れて行かれ、こってり搾られてしまった。上官に対する不敬が理由とかで。 馬鹿な事を考えてしまった過去の自分を無駄に批難しながらも、振るわれる拳骨に俺は歯を食いしばって目を閉じた。 ―――――しかし、何時まで経っても一向に拳骨は来なかった。 不審に思い警戒しながら目を開けると、ヴィータさんは半ば自暴自棄な表情をしている。 「はぁ…いいさいいさ。どーせ私は子供だよ……あーあ………」 普段ならば拳骨もらうトコなのだが、予想以上にヴィータさんは落ち込んでいた。 怒る気力さえも失ってしまったのか、溜め息ばかり吐いている。 聞けば、はやて部隊長に初めてプレゼントされた代物らしい。 それを今でも大事に持っていた事は非常に健気に思えたが、それが今朝になって大変な事になっていたのは言うまでもない。 大切な物が壊れてしまうのは、俺も痛いほどよく分かっていた。 一瞬だけマユの携帯が浮かび、辛い思い出が頭を過ぎるが今は振り払った。 ともかく、この状態の彼女を放っておくわけにはいかない。 それに普段色々お世話になってもらった分、こういう時にこそ手助けしないと。 この世界に来て学んだ事だ。戦う以外にも皆の笑顔を護れること。 それが些細な事であっても、だからこそ支えあって助け合う事が出来る。 俺は頬叩いて気合を入れ直し、すぐさま行動に移すべく立ち上がった。 「お、おい……どうしたんだシン?」 ヴィータさんは頬を叩く行動に少し驚きながら、そして俺を不安そうに見上げた。 普段の彼女がこんなに弱気な態度を取るほど、よっぽどあのヌイグルミが大事だったのかもしれない。 だからこそ、俺は出来るだけ彼女の不安を消せるよう、精一杯の笑顔を見せる。 「ヴィータさん。そのヌイグルミ、今すぐ俺の所へ持ってきてくれませんか?」 俺の話に意図がいまいち掴めないのか、ヴィータさんは困惑している。 ―――――だからもう一度、彼女にわかりやすく言ってあげた。 「だから、俺が直しますよ。普段お世話になってるお礼も兼ねて。 一応これでも手先は器用なんで、実はそういうのも結構得意ですからね、」 「………え、えぇっ!? お前マジで言ってるのか!?」 俺の言葉にヴィータさんは呆気に取られていた。 そして数秒考え込んだ後、俺が言った事を何度も小声で復唱して、驚愕の声。 なんだか期待を裏切られたかのような声を上げるので、俺は肩を竦める。 「……というか、そもそも相談してきたのはヴィータさんでしょうに」 ヴィータさんの言動に呆れて溜め息が出る。しかし彼女はじっと俺を見詰めていた。 「―――――ほ、本当に…本当に直してくれるのかシン…?」 先程とは違った、本当の意味での期待と不安が入り混じっている。 お前を頼ってもいいのか。彼女から溢れる感情がそれを訴えかけている。 俺の不安にいつも真剣に考え、答えてくれた仲間達。仄かな理由でも、少しずつ恩返しをしていきたい。 「ご心配なく、大丈夫ですよ。……その、昔ですけど…ヌイグルミを直した経験もあるので。 ―――ともかく、出来れば早めにお願いします。ヌイグルミと同じ色の糸を購入したいので。 それに、今ならまだ市街地で必要な道具買えそうですから」 俺の言葉を聞いてヴィータさんは、ぱぁっと年相応の少女のように顔を輝かせた。 その幼い表情から、妹の事を思い出してしまい、胸がちょっとだけ痛む。 ヌイグルミを直した経験があったのも、元々マユが持っていたヌイグルミを俺が直してあげた事があるからだ。 「わ、わかった! すぐ持ってくるからちょっと待っててくれっ!」 少しだけ感傷に浸っている俺をよそに、ヴィータさんはそう言い残してドタバタと急いで部屋を出て行った。 危なっかしい走り方だったので少し心配だったけど、でも彼女の前で思ったらまた怒られてしまうかもな。 「…ふう。早番だったからゆっくり休めると思ったけど……これは徹夜になりそうかもな」 ヌイグルミを買ってから十年近く経っているらしいし、おそらく所々傷んでいるはず。 こうなったら徹底的に直してみよう。 それと、夜食とコーヒーも用意しなくてはいけないなこれは。 しかし裁縫道具なんて何処にあるかわからないしなぁ。 それに秘密を漏らさない為には、誰かから借りるわけにもいかない。 ―――――うーん、給料日前だけど仕方ないか。 ―――――翌日。私はシンの部屋に来ていた。 ヌイグルミを快く引き取ってくれたシンは、一人市街地に向かっていった。 私も一緒に着いて行きたかったが、シンに止められて私は自室で大人しくしていた。 手伝おうにも、私の事を気遣ってくれて、シンに任せっきりになったのである。 その後もずっと気になっていたけど、無理矢理眠る事は出来た。 いつもより早めに起床し、ともかく私は居ても立ってもいられなかった。 シンが一夜漬けで直すと言っていたのもあるが、どうなったのか不安でしょうがない。 だけど、彼の身を案じないワケではない。無理を押し通して作業を続けているのだから。 そう思いを巡らせて、私は今こうしてシンの目の前にいる。 ―――胸の鼓動が治まらない。不安と期待が胸中を渦巻いて、私の心を支配していく。 でもそんな中、シンはニコニコしながらヌイグルミを取り出した。 「―――――はい、ヴィータさん」 「ほ、本当だ……綺麗に直ってる!」 言葉通り、綺麗に元通りになっていた。 昨日の酷い有様が嘘のように、いやそれすら無かったかのように戻っている。 それと同時に、ここまで出来るシンの器用さに私は驚いた。 「破けたというより、単純に糸の解れからあぁなったんでしょうね。 元のように縫えば全然大丈夫でしたよ。他も外れないよう補強もしておきました」 一人感嘆していた私に、シンは説明を度々入れてくれた。 確かに触ってみると、前よりも縫合部分が所々良くなっている。 それに妙にフカフカしてると思ったら、彼がわざわざ綿の中身を新しく取り替えてくれたらしい。 別に無理してそこまでしなくても良いのにと言うが、彼はやるなら徹底的に直したかったと恥かしそうに喋っていた。 でも、そんな不器用で一生懸命な彼の気持ちが私は嬉しかった。 「当分持つと思いますけど、また何かあったら言ってくださいね」 「うんっ………ありがとうなシン!」 私が素直にお礼を言うと、彼はそっぽを向いてこんなの朝飯前です、とぶっきら棒に言い返してくる。 自然と笑いがこみ上げてくる。私が言うのも何だが、彼ももう少し素直になればいいのに。そう思えた。 ―――今度飯でも奢ってあげようか。いや、他にも色々お礼をしてあげないと。 しかし彼の様子を見る限り、予想通り顔色が優れていない。 目蓋の下には隈が出来てるし、眠たそうに少しふらついている。 私は心配になって声を掛けるが、彼は強がって見せていた。 馬鹿だなぁ、と思いながらも単純に心配をかけたく無いのだろう。 「すいません、起床時間まで少しですけど眠ります……」 「いいって、気にするな。あんまり遅かった私が直々に叩き起こしてやる」 その言葉にシンは少しだけ笑みを溢すと、瞳を閉じてあっという間に眠りについた。 そのへんの子供よりもよっぽど寝付きが良いんじゃないかと思えて、私は寝顔を見詰めながら静かに笑っていた。 そして出来るだけ起こさないよう、最後にシンに呼びかける。 「おやすみな、シン………それと…本当にありがとう」 彼の耳元で出来るだけ優しく呟いてみる。 慣れない事はするもんじゃないかな、と自嘲気味に私は笑った。 柄にも無いことしたとは思ったけど、彼の寝顔を見てある事が浮かぶ。 ―――もしかして本当は聞こえているんじゃないだろうか。 今の彼に限って狸寝入りなんて無いだろうけど、自分のした行動が途端に恥かしくなってきてしまった。 胸が熱くなるのがわかる。でもそれがとても心地良かった。 それが何であるのか、今の自分には理解できない。 ―――でも、今日はいつもより気分が良かった。 私は心地の良い胸中のまま、静かに彼の部屋を出て行く。 とにかく、誰かに見付かる前にさっさと戻らないと。 せっかくシンが気を遣ってくれたワケだし、私は早足で自室へと向かっていく。 馬鹿みたいに軽い足取りも、迎えた朝日も、そんな優しい全てが私を包んでいる。 そんな気持ちを与えてくれた不器用な少年に心の中で、もう一つのお礼を言ってあげた。 <おまけ> 「……あのさ、はやて。ちょっと良い?」 「ん、どしたんヴィータ?」 「はやては、好きな相手にお礼するとしたら…その…どうする?」 「……ん~? 随分変なこと聞くんやねぇヴィータ?」 「い…いや、実はキャロに相談されてだな。ごめん、出来れば他言しない方向で…」 「ふーん、なるほど。プレゼントは相手の好みにも寄るから、何とも言えへんけど…。 私だったらせめてキスぐらいはしてあげたいなぁ」 「ぶふっ!!? き…ききき…キス…?」 「極論や極論。女の子なら許される切り札やと思えばええよ。 まぁ、でもあの子達がそういうの出来るとは思えへんし…まだ早いかも知れへん。 ―――――っていなくなっとるし! あかんでヴィータ、あの子達に言ったらあかんよっ!!」 ――――その後どうなったのかは、貴方の想像の赴くままに。 前へ戻る 次へ進む 一覧へ
https://w.atwiki.jp/gods/pages/64634.html
シンヨ(真誉) 皇族の系譜に登場する人物。 関連: ムネヒトシンノウ (宗仁親王、父)
https://w.atwiki.jp/qharmony/pages/308.html
◆アサシン ←戻る(Lv60 +シャドウCLv5) 命力 魂力 腕力 体力 器用 素早 魔力 抗魔 集中 成長値 +4 +7 +9 +3 +8 +7 +1 +1 +3 HP 攻撃 防御 魔攻 魔防 命中 制御 行動 回避 補正値 - +20% - - - +15% - - +10% ◇ソウルアビリティ 名前 効果 SP AC 修得条件 服毒 オープニング時、攻撃力と命中力と回避力が10%上昇する ただし、毎ターン開始時に現在HPの10%分、現在HPと最大HPが減少する 3 2 アサシンCLv1? 毒殺 猛毒状態の対象に対し、与ダメージが10%上昇する / 猛毒ダメージを進行させる 2 2 アサシンCLv1?
https://w.atwiki.jp/dq9kumap/pages/389.html
大いなる神々の地図Lv99(通称:シン99) 地図名:大いなる神々の奈落Lv99 発見者:シン 場所:ジャーホジ地方(64) 地形:洞窟(敵ランク最高) ボス:B17F 破壊神フォロボス 内容:ボスフロア到着まで平均3分25秒 宝箱数:29個(S 0 A 4 B 3 C 6 D 3 E 7 F 3 G 1 H 1 I 1) 即開け:B6F(A)げんませき、B7F(E)あぶないビスチェ、B13F(C)さとりのワンピース、B14F(E)ヘッドドレス http //dq9maps.com/6/314269.htm
https://w.atwiki.jp/bw2011/pages/80.html
ローブシン No.534 タイプ:かくとう 特性:こんじょう(状態異常の時に攻撃が1.5倍になる) ちからずく(一部の技の追加効果がなくなり、威力が1.3倍になる) 体重:87.0kg(けたぐり・[[くさむすびの威力]]80) HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 特性 ローブシン 105 140 95 55 65 45 ちからずく/こんじょう ナゲキ 120 100 85 30 85 45 せいしんりょく/こんじょう ばつぐん(2倍) ひこう/エスパー いまひとつ(1/2) むし/いわ/あく 覚える技 レベルアップ ドッコラー ドテッコツ ローブシン 技 威 命 タイプ 分類 PP 備考 12 12 12 けたぐり 1 100 かくとう 物理 20 20 20 20 めざましビンタ 60 100 かくとう 物理 10 34 37 37 ばくれつパンチ 100 50 かくとう 物理 5 40 45 45 アームハンマー 100 90 かくとう 物理 10 46 53 53 きあいパンチ 150 100 かくとう 物理 20 49 57 57 ばかぢから 120 100 かくとう 物理 5 技マシン マシン 技 威力 命中 タイプ 分類 PP 技06 どくどく - 90 どく 変化 10 技08 ビルドアップ - - かくとう 変化 20 技11 にほんばれ - - ほのお 変化 5 技12 ちょうはつ - 100 あく 変化 20 技17 まもる - - ノーマル 変化 10 技18 あまごい - - みず 変化 5 技21 やつあたり - 100 ノーマル 物理 20 技26 じしん 100 100 じめん 物理 10 技27 おんがえし - 100 ノーマル 物理 20 技31 かわらわり 75 100 かくとう 物理 15 技44 ねむる - - エスパー 変化 10 技56 なげつける - 100 あく 物理 10 技66 しっぺがえし 50 100 あく 物理 10 技68 ギガインパクト 150 90 ノーマル 物理 5 技71 ストーンエッジ 100 80 いわ 物理 5 技80 いわなだれ 75 90 いわ 物理 10 技87 いばる - 90 ノーマル 変化 15 技90 みがわり - - ノーマル 変化 10 タマゴ技 技 威 命 タイプ 分類 PP 備考 ドレインパンチ 75 100 かくとう 物理 10 カウンター - 100 かくとう 物理 20 みきり - - かくとう 変化 5 ワイドガード - - いわ 変化 10 マッハパンチ 40 100 かくとう 物理 30
https://w.atwiki.jp/45kssos/pages/222.html
【名前】真アサシン 【出展】Fate/stay night 【種族】英霊 【性別】男性 【声優】稲田徹(参加者関連ではKanonの石橋先生、BLEACHの狛村左陣、愛川羅武、AIRのモブ) 【年齢】不明 【職業】サーヴァント 【外見】黒いローブと白い髑髏の仮面。 【口調】 一人称は「私」、二人称は「お前」「貴様」。名前を呼ぶ際は「○○殿」と呼ぶことが多い。 【概要】 真名はハサン・バッサーハ。イスラム教の伝承に残る「暗殺教団」の教主「山の老翁」。 ハサンの名は代々襲名されてきたもので、複数いる「ハサン・サッバーハ」を名乗った暗殺者の内の1人が彼である。 不気味な外見は後述のスキル「自己改造」によるもの。髑髏の仮面の下には顔は存在しない。 第五次聖杯戦争において、間桐臓硯によって召喚された本来のアサシン。 暗殺者のスタンスからか、敵サーヴァントと対峙しても正面戦闘することは無く、専ら罠への誘導や陽動役を努める。 理詰めで標的を追い詰めていく仕事人タイプ。忠義に厚く、主と認めた人物は裏切らない。 聖杯への望みは自らの顔を取り戻し、オリジナルのハサン・サッバーハとして永遠に名を残すこと。 間桐臓硯がマスターの際のパラメーターは以下の通り。 筋力:B 耐久:C 敏捷:A 魔力:C 幸運:E 宝具:C 【能力】 ●スキル 《気配遮断:A+》 アサシンの固有スキル。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能になるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 《投擲(短刀):B》 短刀を弾丸として放つ能力。 《風除けの加護:A》 中東に伝わる台風除けの呪い。 《自己改造:C》 自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。他サーヴァントの心臓(霊核)を取りこんで能力を増強することが出来る。 ●宝具 《妄想心音(ザバーニーヤ)》ランク C 長い布に包まれている、人一倍に長い右腕。 対象に触れることで、対象の心臓のコピーを作り出す。これを握りつぶすことで対象本人の心臓を破壊し呪殺する。 要は即席の呪いの藁人形のようなもの。魔力で対抗することも可能(対魔力がA以上必要ではあるが)。 以下、王道ロワイアルにおけるネタバレ有 対応するregion、endregionプラグインが不足しています。対になるようプラグインを配置してください。 真アサシンの本ロワにおける動向 初登場話 025 散りゆく者への子守唄 最終登場話 098 この大地の果てで(前編) 登場話数 3話 スタンス 特殊(サーヴァント狙い) 現在状況 一日目の朝、H-4街 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 衛宮士郎 敵対 ※未遭遇 セイバー 殺害すべき相手 アーチャー ランサー アサシン キャスター バーサーカー 衛宮切嗣 警戒 ライダー 敵対 殺害する 025 散りゆく者への子守唄 北川潤 ライダー殺害に利用する 六道骸 友好 ムクロ殿 協力する 076 仮面は微笑む。 棗鈴 その他 リン殿 098 この大地の果てで(前編) アウレオルス=イザード アウレオルス殿 バトルロワイアルを聖杯戦争と誤認してのスタート。 サーヴァントを全員殺害すれば優勝できると思っているが、主催者らのルールをちゃんと聞いていたのかは不明。 気配遮断スキルを使いライダーを投げナイフで狙うが当然姿がバレてしまう。 姿を現し1対1でライダーと戦うが適うわけがない。 彼の取った行動は1対1がダメなら1対2にするという発想。 因みに真アサシンが1、ライダーと北川潤が2の自分ではなく敵側を2にするというまさかの作戦。 作戦が成功し、北川を庇ったライダーを殺害。 次はキャスター辺りを狙うらしいがキャスターを楽観視しているのだろうか? その後六道骸に遭遇。 因みに邪魔をしないただの参加者は狙わない紳士である。 骸には純粋に従って行動。 そして悲鳴を上げて気絶した棗鈴と遭遇。 鈴の仲間のアウレオルス=イザードを助けて欲しいと言われる。 相手はあーちゃんなる謎の人物だったがあーちゃんの正体はアーチャーと知り彼を狙う為アウレオルス救出に向かう。
https://w.atwiki.jp/ljksscenario/pages/178.html
果たして何がきっかけだったかを彼――デズモンド・マイルズは覚えていない。 まるで無我の海の中に浮かぶ小島に漂着したかのように、気がついたら彼の意識はそこにあった。 都内片隅の小さなバー。彼はそこのバーテンダーだ。 TVではここ連日都内を騒がせている連続殺人の報道が盛んに為されており……。 「…………あ?」 バーの中央に、蹲るような小柄な影が、ひとつ。 「―――――!」 瞬間、その影が掻き消えた。いや、跳んだ。 およそ常人の視界では捉えられぬほどの高速。文字通りデズモンドの目にも留まらぬ。 かつてのデズモンドならば――あるいは思いだす前のデズモンドならば。 今は違う。 彼はかつて慣れ親しんだ記憶の「流入」の感覚を楽しむ余裕さえあった。 身に宿した「鷹の目」を開き、以って迫り来る短剣(ダガー)、その切っ先の煌めきを見る事さえできた。 横っ飛びにその奇襲を回避する動きは訓練、それも尋常でない経験を得たものだけが成し遂げられるもの。 影の攻撃と、なんら遜色のない――いや、ともすれば人間離れした影以上の俊敏さであった。 音もなくバーカウンターの上へ舞い降りた影は、その動作に目を見張ったらしい。 動きが僅かに止まる。驚愕による硬直。迂闊だぞと、デズモンドは笑った。逃す手は無い。 「掟を破るか、我が姉妹よ……!」 「…………!?」 その瞬間、影はカウンターからありえざる機動/軌道を描いて弾けた。 壁から天井、天井から柱を伝って酒場の片隅へとひらり、舞い降りる。 影は黒い外套であり、外套のフードから覗いた瞳がデズモンドを突き刺した。 錆びた金色の――鷹の目。 その視線はデズモンドに、雨に濡れた捨て犬を連想させた。 純粋。敬虔。正義。――狂信。 良く知っている。 だからデズモンドは人差し指を立てて、一言ずつ、言い含めるように告げた。 油断なく距離を保ちながら。深く腰を落として身構えながら。次の瞬間には跳躍できるよう備えながら。 かつての「記憶」の習慣だろう。右腕の武器を起動しようと筋肉を強張らせるのは。 「ひとつ、罪の無い者を傷つけてはいけない」 デズモンドは生唾を飲み込んだ。 「ふたつ、我らは目立ってはいけない。そして――」 「……みっつ、仲間に危険を及ぼしてはならない」 影は、静かな声で呟いた。 それは凛と張り詰めた鈴のように涼やかな、年頃の少女の声でもある。 影は身に纏った黒い外套を、少しだけ跳ね上げる。 やはり、と思う。 十代も半ばぐらいの少女――…………。 黒髪の、張り詰めた表情の、まだ幼さを面影に強くのこした、少女。 それが、『アサシン』の正体だった。 「だが、兄弟よ。我らが神は杯など持たない」 「林檎もな」 デズモンドはバーカウンターへ乱雑に腰を下ろすと、投げやりにそう言った。 蝶ネクタイをむしりとって放り捨てる。シャツの襟元を広げ、大きく息を吸って、吐いた。 全く、訳がわからない。 バーテンダー……バーテンダーだと? この東京で? 俺が? 自分をそこから誘拐して、被験体17号の番号をつけて、妙な機械にぶち込んだ奴ら。 戦って、戦って、最後に、自分は――……。 「くそったれ(ガッデム)」 デズモンドは吐き捨てた。罰当たりな言葉に、少女がびくりと震えた。 「アブスターゴ社め、今度は何をやらかしたんだ……」 「アブスター……なに?」 「テンプル騎士団だよ。俺は……」 いや、とデズモンドは首を横に振った。 「俺たちは、そいつらと戦い続けてきた。エデンの果実と聖杯(カリス)を巡って。そうだろ?」 テンプル騎士団。エデンの果実。聖杯(カリス)。 その単語を口にした瞬間、少女の目が大きく見開かれたのを、デズモンドは認めた。 アサシン教団が1190年から十世紀近くに渡って戦い続けてきた仇敵と、その理由。 効果は覿面であったと言わざるを得ない。 暗殺者の少女は目に見えてデズモンドに対する殺意を緩め、それを異なる方向性へと張り詰めさせていく。 もしここでデズモンドが綱を離せば、まっしぐらにそちらへ向かって駆けて行くだろう。 やはり、犬を連想させる。仔犬だ。喉を鳴らして唸る仔犬。猟犬の仔犬。 「…………では、この儀式も、テンプル騎士団の仕業だというのか、兄弟よ」 「そこさ、妹よ」 だからデスモンドは、なるべく気軽な風を装って、そう言った。 「俺にはその聖杯戦争とやらが、さっぱりわからないんだがね」 「なんてこった……」 「ではつまり、あなた、いや、あなた様はアルタイル様の末裔だというのか!?」 「なんてこった……」 尊敬の念に瞳を煌めかせる少女から目をそむけ、デズモンドは顔を覆って天を振り仰いだ。 おお、神よ(アッラーアクバル)だ。 古代――とも限らないそうだが――の英霊を蘇らせ、殺しあわせ、ただ一人生き延びた者が聖杯を手にする。 それはあらゆる願望を叶える、まさに奇跡。たとえ偽りであるとしても。 馬鹿げている。 なんて馬鹿げている奴らだ。 彼は――いや、彼に連なるアルタイル、エツィオ、コナー、多くのアサシンたちは。 そんな馬鹿げた企みを叩き潰すためだけに、千年以上にも渡って戦い続けてきたというのに。 「デズモンド様!」 「やめてくれ」 デズモンドは苛立たしげに手を振った。様? この自分が? よしてくれ。 そんな尊敬されるような存在ではないことを、彼は重々承知している。 多くの血族の記憶と経験を「流入」によって獲得した彼は、しかし、最後の最後、志半ばで斃れたのだ。 人類を救うために、命と引き換えに人類を委ねてしまったのだ。 その後どうなるか、どうなってしまったかを、デズモンドは知らない。 「しかし、貴方はもはやこの時代における唯一のアサシンであるのでしょう? それもアルタイル様の末裔だ」 だが少女の目の輝きは増すばかりだ。 興奮に頬を紅潮させ、惚けたように愛らしい唇も半開き。 バーに据え付けてあったTVに映るアイドルを、ファンたちがそんな風に見ているのをデズモンドは思い出した。 「であるならば、あなたは当代のハサン・サッバーハに他ならない……!」 「わかった。わかったよ、あー……」 「私めに名前はありません。アサシンとなる道を選んだ時、既に捨てました」 「じゃあ、とりあえず、アサシン。様はよせ。命令だ。デズモンドか、そうでなきゃ……」 アルタイルか? エツィオか? それともコナー……。 「では、マスターと」 ああ。そう呟いて、少女は蕩けたような微笑を満面に花咲かせた。 「この響きは、貴方にこそ相応しい」 十代半ばの少女に「ご主人様」と呼ばれる自分の姿を想像して、デズモンドは顔をしかめた。 だが、まあ、デズモンド様とかハサン様よりはマシだろう。たぶん。おそらく。メイビー。 「……まあ、それで良い。で、なんだ、アサシン」 「はい。一刻も早く、異端の魔術師どもとテンプル騎士団を討ち果たすべきかと。ご指示を!」 鉄砲玉、あるいは尻尾を振る仔犬。 行けと言えばまっしぐらに駆けて行って大暴れしそうだということが、鷹の目がなくとも察しがついた。 彼女がハサンを襲名できなかったのは十中八九、この直情型の性格のせいではなかろうか……。 「だが、まあ、方針として間違っていないあたりがなあ……」 「では……!」 「闇雲に突っ込んでいったってダメだ。掟を思い出せ、アサシン」 「はい!」 記憶にあるアルタイルの堂々たる態度、その一端でも引き出せれば良いのだが。 デズモンドは待てというように掌を突き出し、思考を巡らせた。 とにかくこれが、アブスターゴ社のしわざでないにしても、黒幕がいるのは間違いない。 巻き込まれた者もいるだろう――恐らくは。それとも自分がアサシン教団の末裔と知って巻き込んだのか? 確実なのは、黒幕がいること。 そしてテレビで盛んに報道されている、この大量連続殺人が無関係ではないだろう、という辺りだ。 「…………」 知らず、デズモンドは唇を舐めていた。 上等だ。 敵がどんな強固な城塞を持っていようが、武器を持っていようが、鎧を持っていようが、だ。 そんな物で――そんなもので、アサシンから逃れられるとでも思っているのだろうか。 人類を歪める存在があるならば、これを討つ。それがアサシンだ。それが俺たちだ。 だいぶ、俺も染まってきたな。 「黒幕を探すぞ、アサシン。巻き込まれた者は助け、異端は討ち、聖杯を破壊する」 「我が運命をあなたに委ねます、マスター!」 デズモンドは微かに笑って「ただし、隠密にだ」と付け加えることを忘れなかった。 それから、ほどなくして。 カウベルを微かに鳴らして、二人の影がバーから姿を現した。 一人は男。一人は少女。 男は白いパーカーを、少女は黒い外套を身に纏う。 二人は微かな笑みを浮かべ、フードを被った。 そしてそのまま、雑踏の中へ溶けるように去って行く。 誰も気にしない。 気にも留めない。 アサシンを恐れよ。彼らはどこにでもいて、どこにもいない。 「ラーシェイア、ワキュン、ムトラクベイル、クルンムーキン」 「これぞ我らが血盟の英知を集約せし言葉」 「闇に生き、光に奉仕する、そは我らなり」 「真実はなく、許されぬことなどない」 「安全と平和を……」 「アサシンに勝利を」 ――――俺はデズモンド・マイルズ。 ――――これは、俺の物語だ。 【クラス】 アサシン 【真名】 無名@Fate/strangefake 【パラメーター】 筋力C 耐久B 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B+ 【属性】 秩序・善 【クラススキル】 気配遮断:A- 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。 【保有スキル】 狂信:A 特定の何かを周囲の理解を超えるほどに信仰することで、通常ではありえぬ精神力を身につける。 トラウマなどもすぐに克服し、精神操作系の魔術などに強い耐性を得る。 【宝具】 『幻想血統(ザバーニーヤ)』 ランク:E~A 種別:対人・対軍宝具 レンジ:- 最大補足:- 肉体を自在に変質させ、過去に紡がれし18の御業を再現する能力。 実際は過酷な肉体改造なども行われていたが、英霊化にあたり肉体を自在に変質させる形となった。 オリジナルの御業と比べ威力が上か下かはケースバイケースとなる。 ・妄想心音(ザバーニーヤ) 背中に移植したシャイターンの腕で相手の心臓を複製、呪殺する。 ・空想電脳(ザバーニーヤ) 接触した敵の頭を爆弾に作り変える。 ・夢想髄液(ザバーニーヤ) 可聴領域を超えた歌声で相手を操る業。オリジナルの業を超えた力を持つ。 大人数を対象とした場合、脳を揺らし魔術回路を暴走させる等の効果を持つ。 一人に対象を限定すれば、並のサーヴァントの膝をつかせ、人間ならば脳をそのもの支配し操る事ができる。 人体発火現象を誘発させることも可能。 ・狂想閃影(ザバーニーヤ) 髪の毛を自在に伸縮させて操る業。 ・断想体温(ザバーニーヤ) 己の皮膚を『魔境の水晶』の如く硬化させ、銃弾をも弾く護りを得る業。 ・妄想毒身(ザバーニーヤ) あらゆる体液、爪や皮膚、吐息すら含め、己の全てを猛毒とする業。また、自身の耐毒性を高める効果もある。 無差別殺害を避けるべく、毒の濃度はオリジナルより低下してしまっている。自身の血に毒を集中して、一時的に使用する程度に留まる。 ・瞑想神経(ザバーニーヤ) 魔力・水・風・電気などのエネルギーの流れを完全知覚する業。 他11種類 【weapon】 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 【人物背景】 ハサン・サッバーハになれなかった少女。狂信者。 歴代の長18人の奥義を再現するに至るも、独自の業を編み出せず、また暗殺者に不向きな性格から長となれなかった。 どちらかというと「暗殺者」というよりも「戦士」としての面が強く、状況の打破に正面突破を好む。 【サーヴァントとしての願い】 聖杯の破壊 黒幕の暗殺 【基本戦術、方針、運用法】 異端の魔術師、聖杯を求める者に対しては問答無用。 ただし巻き込まれた第三者、中立の者へは攻撃せず、改宗を勧める。 狂信者ではあるが、だからこそ「ハサン」であるデズモンドには忠実。忠犬。わんこ状態。 【マスター】 デズモンド・マイルズ@アサシンクリード 【マスターとしての願い】 聖杯の破壊 黒幕の暗殺 【能力・技能】 気配遮断EX:世界そのものと同化。攻撃する瞬間だけA+になる。 フリーラン:市街地での高速移動能力。また超高層から飛び降りても負傷しない。 鷹の目:驚異的な集中力によってもたらされる超感覚。敵味方の識別や、あらゆる物的証拠の察知など。 マスターアサシン:過去のアサシンたちの持つ破壊工作や暗殺技術の完全継承。当代のハサン・サッバーハ。 【weapon】 アサシンブレード:左腕に着用されるガントレット式の飛出式小剣。アサシンの象徴。 アルタイルの剣:伝説のアサシンが好んで用いたとされる長剣と短剣の一式。 ダーク:投擲用短剣。全身いたるところに仕込まれている。 クロスボウ:無音狙撃武器。折りたたみ式で携帯でき、毒矢を発射することも可能。 フックガン:鉤縄を射出する武器。主に移動補助だが、銛撃銃の要領で攻撃にも活用できる。 ハンドガン:何の変哲もないオートマチック拳銃。 【人物背景】 アサシン教団の末裔として、テンプル騎士団との戦いに巻き込まれた青年。 先祖である伝説のアサシン、最強のアサシンの経験を「流入」された結果、恐るべき実力を誇る。 人類を歪める「エデンの果実」を巡る戦いの末、人類を救うことを決断して死亡した……はず。 当代におけるハサン・サッバーハ。 【方針】 アルタイルの経験による白兵戦および暗殺。 エツィオの経験による爆薬、毒薬、パラシュートやグライダーによる長距離移動。 コナーの記憶によるゲリラ戦、射撃などを活用し、アサシンとして暗躍を続ける。 候補作投下順 Back リンゴォ・ロードアゲイン&アサシン Next 逸見エリカ&ランサー
https://w.atwiki.jp/preciousmemories/pages/3529.html
アサシン アサシンがデザインされたカード群。カーニバル・ファンタズム時点で1種類のみ存在する。 Fateシリーズより出演。アサシンのクラスを持つサーヴァント。 第五次聖杯戦争で召喚されたが、キャスターによって召喚されたためにマスターがいない。 暗殺者であるはずだが、なぜか侍の姿をしている。 相手の攻撃を受け流し、一撃必殺で仕留める戦法を得意とする。 +ネタバレ注意 真名は佐々木小次郎。ただし偽者であり、架空の存在である。 声優は三木眞一郎。 カード一覧 《アサシン(052)》 支援カード 《山門警備員だもの》 関連項目 『カーニバル・ファンタズム』 【サーヴァント】 間桐 慎二 間桐 桜 セイバー アーチャー ランサー ライダー キャスター バーサーカー ギルガメッシュ 編集